Scotland DAY in Tokyo 2020 ご報告
Scotland Day in Tokyo 2020 を、2月1日(土)神保町にある学士会館で開催いたしました。
JSAとしては初めての会場でしたが、たくさんの方々に参加のお申し込み、足をお運び頂きました。
登壇者の方々(上段左から:JSA理事の飯村による第1部開会の辞、上段右:第1部の会場の様子、中段左:第3部でのマシュー・ノウルズ氏、中段中央:スティーブン・ベイカー氏、中段右:古川俊治氏、下段左:第2部講演の上原尚也氏、下段中央:第2部講演の竹鶴孝太郎氏、下段右:第1部登壇の岸本夏希氏)
第1部留学フェア
この度新しく、トークセッション形式で留学フェアを進めていきました。
エディンバラ大学・スターリング大学・グラスゴー大学で修士課程を修了した留学経験者から、現地での生活の様子だけでなく、大学への出願方法や授業料・生活費について等、詳しいお話を会場のお客様にもお話し出来、有意義な情報をお伝え出来たことと思います。
また、会場には高校生のグループやスターリング大学の英語研修に興味を持たれた方が、JSAが用意していた各大学のパンフレットを持ち帰られる姿もありました。
年々、スコットランドの大学や留学への興味が大きくなっていることが実感でき、嬉しいひと時となりました。
目黒学院鉄道研究同好会が第11回全国高校生鉄道模型コンテストで受賞されたフォース・ブリッジの展示
第2部 特別講演
創立以来JSA顧問として協会を支えて下さっている参議院議員の古川俊治先生のSpeech で始まりました。現在の揺れ動く英国事情に触れられ、日本とScotlandの文化・教育の交流を益々図っていくことの大切さを話されました。
引き続き、上原尚也氏による「人気のタータンとケルト・スプーン」の講演に移り、長年ロキャロン社のタータンを小売ネットで取り扱っている経験から、各タータンが表す意味について解説、さらに英国王室と深い関係を持つタータンを取り上げ、エリザベス女王在位50周、60周年を記念して制作されたタータン、故ダイアナ妃を偲んでのタータンなどをスクリーンで紹介されました。
何気なく目にしていたタータンの標榜する意味を知る良い機会となりました。もちろんJSAのタータンのネクタイの紹介もしていただきました。
その後、竹鶴孝太郎氏が「日本のウイスキー/ジャパニーズウイスキー」の講演をされました。ニッカウヰスキーの創始者竹鶴正孝氏の孫である竹鶴孝太郎さんは、現在の日本産のウイスキーの価格の高騰、品薄状態の原因を解き明かし、さらに正孝氏とリタさんと同居されていたことから、お二人の貴重な写真を提示されながらの楽しいお話を披露されました。
会場は熱気に溢れ、100人に迫る聴衆はスコットランドを代表する伝統のタータンとウイスキーについての貴重な講演を楽しまれていました。今後もスコットランドの文化の紹介に努めていきたいと改めて強く思いました。
第3部 バーンズ・ナイト
スコットランドの国民的詩人ロバート・バーンズの誕生日である1月25日前後にスコットランド全国で開催される、バーンズナイトを第3部で80名以上の参加者を迎えてとりおこないました。
スコットランドデーに協賛いただいた、ブリティッシュ・カウンシル駐日代表のマシュー・ノウルズ氏、スコットランド国際開発庁カントリーヘッドでJSA大使のスティーブン・ベイカー氏から開会のご挨拶を頂きました。
バグパイパーのドミニク・スケルトン氏が「パイピング・イン・ザ・ハギス」で先導し、スコティッシュキッチン講師の種子田敦子氏が日本中から必要な食材を集め伝統的レシピで調理した、大きなハギスを開場へ運び入れました。ルイス島出身の跡見学園女子大学助教授、コリン・マクラウド氏がバーンズの詩「アドレス・トゥー・ア・ハギス」を演唱してハギスにナイフを入れ、乾杯。
参加者はお料理や歓談を楽しみつつ、スコティッシュハープで2018年にマーガレット王女記念賞を受賞した松岡莉子氏の清々しい演奏を鑑賞し、日英で数々の受賞歴を誇るスコティッシュ・カントリー・ダンサー、金子誠人氏の指導でケイリーを踊るなど、盛りだくさんのパーティーを満喫しました。
最後に抽選会で、JSAのロゴ入りアイテムや、JSA顧問のロキャロン日本支社の綱島実氏からのご寄与で、タータンストール等の賞品をラッキーな参加者が獲得し、笑いや歓声があがる中、盛況のうちにお開きとなりました。
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