第4回JSAウイスキー倶楽部
講師:サングレイン株式会社 前村社長
日時:2016年11月12日(土)1:30pm~4:00pm
場所:サングレイン株式会社・知多蒸溜所
参加者:16名
第4回JSAウイスキー倶楽部は、関西のみならず関東や中京、更には海の向こうオーストラリアからの参加者も交えて、総勢16名でサントリーの子会社であるサングレイン知多蒸溜所を訪問しました。こちらの蒸留所では、大麦麦芽のみを使用するモルトウイスキーではなく、大麦以外の穀物も使用して連続式蒸留器でグレーンウイスキーを製造しており、その製造工程はポットスチルで蒸留を行うモルトウイスキーとはスケール感が全く異なっていて、一見すると石油化学のプラントのようです。安全上の問題もあるため、基本的に見学者を受け入れていないのですが、今回は特別に見学させてもらうことができました。
原料の受入からモルトウイスキーとは全く異なる糖化工程、スケールが圧巻の発酵槽の見学をさせていただき、そしてメインイベントは蒸留所の心臓部でもある連続式蒸留器!蒸留塔の窓から留液が流れる様子も間近で見ることができ、本当に感激しました。部屋に戻って試飲の時間。サントリーウイスキー『知多』のキーとなっている3種類の原酒を味わうことで、サイレントスピリッツと言われるグレーンウイスキーの概念を覆す、『知多』の美味さの一端を垣間見た気がします。
参加者全員が感動に震える中、残念ながら時間が来てしまいました。タクシーに分乗して駅まで行った後は流れ解散。お店を開けるために帰られたバーテンさんもおられましたが、そのまま名古屋で知多の余韻に浸る方も多数おられました(笑)。
今年のJSAウイスキー倶楽部の活動はこれで終わりですが、来年以降も定期的に開催していきますので、ご興味のある方は奮ってご参加ください!
(小林立也)