英国大使館にて第3回「日本スコットランド交流協会」総会開催
日時：2015年5月29日（金）17：00～17：40
場所：東京都千代田区１番地１ 英国大使館 新館ニューホール
参加者数：119人
2015年5月29日（金）英国大使館にて第3回NPO法人日本コットランド交流協会総会が会員数209人に対して出席者61人、委任状58人、計119人と、定款第27条の定める要件を満たしたため開催されました。冒頭、関妙子会長からStirling大学でのJapan Center設立がより具体的に進行していること、またこの件でアドバイスをいただいている参議院議員 古川俊治先生（オックスフォード大学卒業）からも祝電をいただいた事が伝えられました。また、当日はスコットランドに縁のある3組のゲストに御越しいただき、総会に華を添えていただきました。一組目は2015年2月にスターリング大学で開催されたJapanese Weekの推進者・Kerry Bryson（JSA会員）氏と副学長MacLeod教授。続いて、話題となったNHKドラマ「マッサン」でお馴染みの竹鶴正孝氏（ニッカウヰスキー創設者）のお孫さん、竹鶴孝太郎氏。最後にマーマレード発祥の地、英国で開催されたThe World's Original Marmalade Awards（世界オリジナルマーマレード賞）でブロンズ賞を受賞された村松正規、陽子ご夫妻です。
続いて、議長の山口謙治氏によって議事進行が行われ、26年度事業報告及び活動計算書（2014.4.1～2015.3.31）、監査報告が多くの賛同のもと承認されました。 事業報告では各支部の活動が紹介されました。東京本部では月2回開催の英会話教室や第二回文化講演とJSA奨学金生帰朝報告会など。関西支部ではスコットランドナイトやスコットランド料理教室など。九州支部ではスターリング大学留学事前研修。また新しく開設された東北支部では地域文化教育学会（AREC）第4回全国大会 特別発表、全国の支部でそれぞれ特色ある活動が行われています。また総会では東京本部事務局の新スタッフとして齊藤七生氏（事務長）、飯村英人氏（副事務長）、穂積ユリ子氏（会計）が就任したことも併せて紹介されました。26年度は新たに93名もの方々にJSA会員になっていただき、JSAにとって飛躍の年ともいえるものでした。今後のさらなる発展が期待されます。
総勢98人の方々にご参加頂いた懇親会は、スコットランド男性の正装であるキルトを身に着けた山形氏のバグパイプの曲を合図に始まりました。
開会の辞は、SCOTLAND開発庁日本代表でJSA大使でもあるスティーブン・ベーカー氏から最近のスコットランドと日本のビジネス事情を流暢な日本語で伺うことができました。昨年9月のスコットランド独立を問う住民投票以来、日本でのスコットランドの認識が高まり、日本企業の進出数も増加し、お互いが重要なビジネスパートナーになっているとのこと。経済面においても強い絆を深めている両国の現状を伺い、将来への大きな期待を感じました。
今回で４度目の来日となるゲストスピーカーのスターリング大学開発渉外担当部長ケリー・ブライソン氏からは、スターリング大学で毎年2月に開催されるJapanese Weekにおいて、今まで後援団体としてJSAが果たした大きな役割に対して感謝の辞を頂き、今後もJSAが日本におけるスターリング大学の重要な提携機関として、更に連携を深めていけるよう期待するスピーチを頂きました。
また、NHK朝の連続ドラマ「マッサン」の竹鶴政孝氏の孫にあたる竹鶴孝太郎氏がゲストスピーカーとして急遽ご参加下さって、孝太郎氏の思い出の中に生きている祖母リタさんとマッサンの、親族でしか知りえない貴重なエピソード等を伺うことができました。
乾杯の後は、今年度からJSA会員になられ、現在プロとして活躍中のウクレレ演奏者大橋彰彦氏が登場、歌手のマイク真木氏も絶賛する大橋さんのウクレレ演奏は、心が癒されるような優しい音色でありながら力強さを感じる素晴らしい演奏でした。
最後は、毎年総会で演奏して下さるプロのバイオリニストの山内達哉氏が登場。今回は、4名のカルテットとして、歌とバイオリンによる華やかでエネルギッシュなステージパフォーマンスが行われ、あまりの迫力に見るものを圧倒、コンサートホールにいるような見事な舞台を見せて頂きました。また、「英国世界オリジナルマーマーレード賞2014」で名誉ある銀賞を受賞された兵庫県宝塚市在住の原啓氏（本年度から新会員ご登録）から、その栄えあるマーマーレードを総会のために１２瓶もご提供頂き、英国人をもうならせた美味を総会参加者で十分に堪能することができました。今年も才能あふれる会員の皆様に支えられ、盛り立てて頂き、参加者同士の交流も深まる有意義な懇親会をおこなうことができましたことを心から感謝致します。 齊藤七生
